こんなご相談が寄せられました
これまで、当センターへ色々なご相談が有りました。「こんなこと相談していいのかなぁ。」、「こんなこと聞くのは恥ずかしい。」と思って相談には行きにくいと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんなご心配は不要です。一度、お近くの相談窓口へいらしてください。
これまでに寄せられたご相談の一例です。
50代女性
「働きたいけれど離職期間が長く体調面にも不安があるため、求職活動も不安で進まない。どのような仕事があって、自分にはどのような仕事が出来るのか分からない。」と言うご相談がありました。
体調面、体力面など、自分の体のことやどういった仕事なら出来るのかを知る為に一ヶ月の職業訓練に参加してはどうかと提案し、参加されました。
その結果、自分自身の体のことや、どういった仕事ならできるかなどをある程度知ることができ、求職活動を前向きにがんばっておられます。
40代男性 【外国籍】
「中国残留孤児の長男として日本へやってきました。中国帰国者センターや中国語のボランティアのサポートを受けながら仕事探しを行っているが、日本語がほとんど話せないために門前払いで仕事が見つからない。現在、生活保護を受給しているが半年後を目標に自立できるように仕事に就きたい。」というご相談でした。
引き続き2ヶ月間は自力で就職活動を続けてもらうことを提案。その間に様々な情報収集を行いました。その中で、当センターにご協力をいただいている企業の中に中国帰国者の方が働いている企業があるという情報を得ることが出来ました。
ご本人は日本で働くと言うことがあまり分からないとおっしゃっていましたので、日本で働く中国帰国者の方の様子などを知る良い機会だと考え就業体験会を開催しました。
就業体験会の中で実際に仕事を体験させていただくことが出来ました。ご本人の覚えの早さややる気が、その様子を見ていた人事担当者の目に留まり、後日、支援者の方へ連絡が入り、訓練も含めて2ヶ月間働くことになったそうです。
その後、ご本人のがんばりが実を結び正式に採用されました。
20代女性 【若年】
「大学に入学したが人間関係に悩み中退。1年間自宅療養をした後、物流倉庫でアルバイトをしていたが一ヶ月で退社。その後、再び体調を崩し引きこもってしまった。3年が経ち、このままではいけないと考え仕事探しを始めたが自分に何が出来るのか、どうすればよいのか分からない。」というご相談でした。
まずは、体調回復の為、生活習慣の改善から行い、働く生活リズムに変えていきました。自分の好きなこと、自分の出来ることを求人情報と照らし合わせてじっくりと考え、事務職を希望職種と決めました。ボランティアで事務の仕事を経験し、パソコンの職業訓練を受け、一般事務の仕事に就職されました。
20代男性 【若年】
「アルバイト経験も無いのでどんな仕事が自分に合うか分からない。母親から働けと言われ焦っているがどうすればよいか分からない。」というご相談でした。
職業興味適性検査を受け、どんな仕事に興味があるのかを知りました。その結果をもとにハローワークへの付き添いを行い、どんな働き方をする仕事なのかを知りました。福祉の仕事に興味を持ち始めたので訓練に参加し、それと同時に福祉施設への見学も行いました。3ヶ月の訓練終了後、ハローワークや福祉人材センターで求人検索を行い、福祉の仕事を探しました。何度か面接で不採用になりながらも面接を繰り返し、特別養護老人ホームの介護職員への採用が決まり、現在も働いていらっしゃいます。
50代男性 【中高年】
「デザインの仕事をしていたが会社が倒産してしまい仕事を探している。前職と同じようなデザイナーの仕事を探している。しかし、現在、デザインはパソコンを使ってするが、パソコンのスキルがないのでどうすればよいか悩んでいる。」というご相談でした。
相談では、ご本人の能力や興味、価値観を重視して行い、自分自身の再認識を行っていただきました。その結果、あまり興味が無かったデザイン関係の会社の営業に就職され、営業をしながら将来デザイナーになることを目指してパソコン技術を学んでいらっしゃいます。
50代男性 【中高年】
「前職を退職して3ヶ月経つがなかなか仕事が見つからない。工場内での組み立てや製造関係の仕事をしてきたので同じような仕事を探している。」というご相談でした。
倉庫内の作業を希望しているとのことと、資格取得も考えたいとのことなのでフォークリフト免許取得を提案。公的機関が実施しているフォークリフト免許取得講座を受講しフォークリフト免許を取得されました。
資格が無く不安な気持ちを持ちながらの就職活動から一転、免許取得したことへの自信から求職活動を再開し、軽作業の仕事に就職され元気に働いておられます。
20代女性 【母子家庭の母】
「軽作業のアルバイトをしてきましたが、会社が経営不振になり自宅待機が多く、収入面で不安定になってしまいました。次のアルバイトを探そうと思いますが、また同じようなことになるのではと不安で少しためらいが出るようになりました。」というご相談でした。
現在、生活面では親からの援助があるのである程度は安定しているのですが、迷惑をかけたくないとの思いから自立できるようにしたいとのことですので、長く働けて応用のきく職種として事務職を選び、事務職に就くためにどのようなことが必要か一緒に考えていきました。
その結果、親から支援を受けて生活の安定しているうちに1年間を資格取得と訓練の期間と決め、それからアルバイトで事務職の経験を積んで30歳までには正社員になろうと目標を立てました。
資格取得には残念ながら失敗するものの学習成果は上々で、会計事務所の経理事務補助として実績を積む機会を得ました。アルバイト契約終了後、仕事内容が認められ別の会計事務所に契約社員として勤務することが決まり現在も働いていらっしゃいます。
「苦労したのは学習と育児の両立です。こどもが遊んで欲しいので簿記学習のじゃまをしたり、ぐずったりするので結局寝かしつけたあとに勉強しました」とおっしゃっていました。
「途中で気持ちが折れなかったのは母親としての自覚と相談の上自分で設定した高い目標だった」と、今は笑ってお話しされていたのが印象的でした。
40代女性 【母子家庭の母】
「前職を離職して3年。子ども2人を抱えながら就職活動を行い、遠くではあるがパートの仕事が見つかった。働き始めたものの、子どもの熱や保育所の送迎に支障をきたすようになった為退職。この先どうすればよいのか分からない。」というご相談でした。
ご本人は「保育所の送迎時間に間に合うような働き方」「資格取得によって求人数の増大を図る」ということを考えていらっしゃいましたので、本人の希望に応じた資格取得訓練の案内と同時に、訓練終了後の資格を生かした働き方の提案を行いました。
その結果、ヘルパー2級の資格を取得され、事業所にて1ヶ月の職場体験をさせていただきました。事業所の方が本人のがんばりを認めそのまま採用したいと言うことになり現在も働いていらっしゃいます。
40代女性 【障害をお持ちの方】
「高校卒業後、1年間働いていましたが、発作や癲癇(てんかん)の症状があらわれ、精神障害者保健福祉手帳を取得しました。その後、28年間就労経験が無く、生活の為に働こうと考えているけれど、体力にも自信がないのでどうすればよいか。」というご相談でした。
一日中家に居ることもあるということなので、まずは、生活のリズムを整えることと、働く為の体力をつけること、また、希望職種の清掃のスキルを身につけることを目的に、授産施設を利用しました。生活リズムを取り戻すのに苦労しましたが、徐々に慣れてきて、現在は週5日授産施設でトレーンニングを行っています。
10代男性 【障害をお持ちの方】
「自分の気持ちを相手に伝えることが出来ず、仕事に行くのも苦痛に感じてしまう。」というご相談でした。
お話を聞いていくと、ご本人は知的障害を持っているそうで、学校からの就職で就職し、通勤や仕事内容にも慣れてきたのですが、身体的に疲れがたまってきて仕事をサボることが増えたそうです。有給休暇を使いきり無断欠勤をするようになり、それでも、誰にも相談できず失踪してしまったそうです。二度失踪を繰り返し、これではいけないと思い、母親と一緒に相談に来られました。
自分の気持ちをうまく伝えることが出来れば、仕事や通勤も問題ないということでしたので、「ジョブコーチ」という制度を利用してはどうかと提案し、障害者を支援している機関へ一緒に相談に行きました。ジョブコーチの支援を受け、気持ちの伝え方や障害に対する会社側の理解も得られるようになり、現在では元気よく働いていらっしゃいます。
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