不登校・ひきこもり専門相談からのお知らせ
[2019年2月ニュース]くらサポ就労支援体験談:Nさん
2019.02.27
くらサポ
私は内定を得られないまま大学を卒業しました。
在学中も就職活動はしていましたが、結局企業への就職はできませんでした。その後数年間は接客業などのアルバイトをしていましたが、上手く就職することができなかったというショックは思いのほか大きく、アルバイトも長くは続かず、自宅に引きこもるようになっていきました。
やりたい仕事もなければ人生の目標もない、
ただ生きているだけの日々は想像以上に苦しく、辛いものでした。
引きこもりの生活は4年ほど続きましたが、それでも生きて行かなければならないと覚悟を決め、就労支援に関する情報を集めていた時、くらしサポートセンターのホームページへと辿り着きました。
元々人と接することが苦手であり、
さらに引きこもっていたのもあって人とのコミュニケーションには若干の不安要素がありました。しかし、参加者同士が交流するゲーム大会や調理実習、柚子ジャム作り、封入作業などを経て、人と話すこと、何かに一生懸命取り組むことの楽しさを少しずつ思い出していきました。
職を知るために希望した職業能力適性検査(GATB)では、
言語能力の数値が高く、そういった仕事に適性があるという結果がわかりました。また私自身も読書などが好きだったことから、スタッフの方と何度も相談をして出版関係の仕事を探すことにしました。履歴書や職務経歴書を書くにあたり、スタッフの方は私が自分でも気づかなかった長所をたくさん見つけて下さいました。また、過去のアルバイト生活の中で頑張ったことなどを、より魅力的にアピールするアドバイスも多く示してくれました。社会経験のない私にとって、スタッフの方の言葉の一つ一つが心強く、励みになり、より前向きに就労活動に取り組むことができました。
「ここは失敗してもいい場所だから」
そう言ったスタッフの方の言葉が今も印象に残っています。
就活に失敗したことで何もかもが臆病になっていた私にとって、くらしサポートセンターという場所は、自分の人生を取り戻すための大切な場所であったように思います。
就労支援を受け始めて約2ヶ月後、
ハローワークで紹介状を発行して頂き、応募した出版系の企業からフルタイムのパートとして無事採用を頂くことができました。現在入社して約1ヶ月が経ちましたが、自分の適性に合った仕事に就けたため、やりがいのある充実した毎日を過ごしています。まだまだ上手くできないことも多くありますが、スタッフの方の言葉を思い出し、少しずつ人生を頑張っているところです。
スタッフの皆様、本当にありがとうございました。